総合生活支援ハウス

ふかえのさと


NPO法人リスタートでは、福岡県糸島市二丈深江にあります「天理教深江分教会跡地」をお借りし、出所後の方や生活困窮者の方を一時的に受け入れる総合支援シェアハウスを構築中です。


【出所者】

   近年刑務所に入る受刑者は年々減っていますが、それと反比例して減っていないのが知的障害のある人の犯罪です。窃盗や無銭飲食、無銭乗車等の軽い罪です。

 刑務所に入る時は皆知能検査を受けます。

一般的に言って知能指数が69以下だと知的障害があるとみなされます(世界保健機構の基準)

 2016年に刑務所に入った受刑者25000人のうち約4200人が知能指数69以下で知的障害があったとされています。ボーダーラインの方も含めると、受刑者の10人に2人以上は知的障害があるということです。

 その為、リスタートでは主に刑務所出所者で知的障害のある方を中心に自立準備ホームに受け入れていこうと考えております。

 また、自立準備ホームでは最大6ヶ月までの受け入れと決まっていますが、自立準備ホームに入所中、障がいがあると認められ、療育手帳や障害者手帳を取得された方に関しましては、同施設内の障がい者枠の居室へ移動していただき、継続した支援を行なっていく予定です。


新型コロナウイルス】


 現在、新型コロナウイルス感染拡大の問題により収入が減ったり職を失い、住まいや生活に困窮した方々が多数存在しています。そのため今を生きることさえままならなく自ら命を絶つ方が多数存在します。

 そのため、リスタートではそのような生活困窮者を一時的にお預かりできる無料低額宿泊所の設置も並行して行います。


 刑務所出所者を最大6ヶ月受け入れる自立準備ホームはもとより、知的障害のある方を受け入れる障がい者共同生活援助ホームの設置、コロナ禍での住まいを失った方を一時的に受け入れる無料低額宿泊所の申請を行い、さまざまな生きにくさを感じる方を受け入れる総合支援ハウス「ふかえのさと」を運営したいと考えております